10日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、都内の9日の新規感染者数が1223人を数えるなど感染が急拡大している新型コロナウイルスについて特集した。

 コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は「ワクチンに関して言うと、ブースター接種が終わっているのは日本は0・6%です。アメリカに比べても比較できないくらい低いので、(感染拡大の)イギリスのようになるかと言うと、ちょっと分からない」とコメント。

 その上で「日本の場合、2日以下で倍増のペースになっているんですけど、仮に3日で倍増すると考えても2週間後には32倍になります。昨日の東京の7日移動平均が664・9人。これをかけ算すると、2週間後には2万1248人となります。東京の第5波のピークが7日移動平均が5000人なので、4倍くらいになってしまう」と説明。

 「感染者数が2週間後にはピークの4倍になってしまうということになると(重症化への対応が)追いつかないんですね。今から2週間以内のどこかで何らかの行動制限に関する話が出てくる可能性が高い。岸田総理はそこまで含んで行動制限に関する話を今の時点でしなければいけないと。そこまでの話が出ていると僕は思います」と続けた上で「本当はワクチン接種がもっと進んでいて、薬も今の時点で潤沢にあってということであれば、話は違うんですけど、今、そうじゃないので、結局は行動制限しかないのかなと。嫌なんですけど、緊急事態宣言とか出してほしくないと去年からずっと思っているんですけど。みんな思っているんですけど、だから去年の段階でワクチン接種を急いで下さいって話もしたんですけど、残念ながら0・6%で、それがどんどん増えていくという状況でもないと思います」と話した。

https://hochi.news/articles/20220110-OHT1T51020.html