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社民・福島瑞穂党首

 任期満了に伴う社民党の党首選が14日に告示され、福島瑞穂党首(66)が立候補した。届け出は午後に締め切られる。他に出馬の動きはなく、無投票で再選される見通し。今夏の参院選に向けた態勢づくりが当面の課題となる。

 新たな任期は2年。3月19、20両日に開かれる党大会で正式に就任する予定だ。福島氏は2003年に土井たか子氏(故人)の後任党首に就いたが、13年参院選で惨敗した責任を取り辞任。20年2月に再登板した。

 社民党の国会議員は現在、参院議員の福島氏と衆院議員1人の計2人。20年に立憲民主党との合流をめぐり分裂し、その後、党員の4割、地方議員の半数以上が離党するなど基盤が揺らいでいる。

 昨年の衆院選では17年衆院選と比べて比例代表の得票を伸ばしたものの、得票率は1.77%にとどまった。福島氏自身が改選を迎える夏の参院選比例で得票率が2%に達し、公職選挙法上の政党要件を満たせるかどうかが焦点だ。

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