3月の韓国大統領選挙で、与党「共に民主党」が擁立した李在明候補が11日に国会議員会館の大会議室で 新経済ビジョン宣布式を開いた。韓国メディアによると、李候補は「李在明の新経済は、“大転換–世界5強”という大胆な計画だ。危機をチャンスに変える戦略だ。再び持続成長の道を見つけ出す地図だ。まさに今がその大転換のゴールデンタイムだ」と呼びかけ、「李在明“新経済”の目標は、総合国力“世界5強の経済大国“だ」と高らかに宣言した。

「李候補は経済に強いことに定評があります。ただ、具体性を欠いているのでこの公約だけでは判断が難しいですね。韓国の国民の反応は意外にも薄いです。ネットユーザーからは『それより今の格差社会をどうにかしてくれ』、『絵空事でなくしっかりと数値で示してほしい』など現実的な目標の提示を求める声が多いですね」(韓国在住の通信員)

日本のインターネット上でも、「過剰な労働組合の要求により生産性が低い製造業に加えて、日本のみならず台湾や米国とも政経文化上手くいってない上に世界一の高齢化社会になると言うのに、どうやったら5大経済大国になれるのか?」、「コロナ対策で予算使い果たした韓国には厳しいと思うけどな。通貨安に耐えられないので、ウォンを刷るわけにもいかず、手が無いよね」など目標達成に懐疑的な見方が多かった。

投票まで2カ月を切った韓国大統領選は、李氏と最大野党「国民の力」から尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏の事実上の一騎打ちとみられていたが、野党第2党「国民の党」から出馬を表明している安哲秀(アン・チョルス)氏が世論調査で支持率を伸ばしている。

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