浜松市の文化財に指定されている天竜区春野町の秋葉神社で、神門の修復工事中に落書きが見つかりました。書かれたのは江戸時代とみられます。

原崎瞳記者 「落書きが見つかったのは、現在改修工事が行われている神社の神門の屋根裏でした」

709年に創建されたと伝えられる天竜区春野町の秋葉神社。

江戸時代の1831年に建てられた神門は、去年4月から解体修理が行われていて、その作業中に当時の大工が描いたとみられる落書きが見つかりました。すべて墨で描かれています。

かんなを持った大工の絵。赤ちゃんを背負った女性の絵。菩薩やバクの絵もあります。

秋葉神社・鬼頭学権禰宜 「よく残っていたなと。奇跡に近いものだと思うのですけれども暇つぶしだったのか、あるいは彫刻のための設計図の下書きに使ったのか定かではないですが、遊び心がある人あるいは絵心のある人が描かれたかと思います」

落書きは普段は見ることができませんが、秋葉神社は市の催しなどで公開された際にはぜひ楽しんでほしいと話しています。

秋葉神社では現在1口3000円の寄付をすると、修復工事に使われる板に願い事を書くことができます。あなたの書いた願いごとも、数百年後の誰かに届くかもしれません。

https://www.sut-tv.com/news/indiv/14121/