https://www.cnn.co.jp/storage/2022/01/20/93580e151e1dc6755fcadec45bd6e6ed/t/768/432/d/220119034047-pita-taufatofua-tonga-2018-file-super-169.jpg
平昌冬季五輪の閉会式でステージに立ったトンガのピタ・タウファトフアさん=2018年2月25日、韓国の平昌郡/Dan Istitene/Getty Images

(CNN) 五輪でトンガ代表の旗手を務めたピタ・タウファトフアさんが15日の大規模噴火を受けて立ち上げた資金調達サイトのページで、これまでに31万ドル(約3500万円)超が集まったことが分かった。

タウファトフアさんは東京夏季五輪や平昌冬季五輪などの開幕式で、裸の上半身に油を塗った姿で登場したことで広く知られる。噴火後の17日に資金調達サイト「ゴーファンドミー」のページを立ち上げ、CNNもこれを確認した。

ゴーファンドミーの当該ページによると、集めた資金は「最も助けを必要する人」の元に届けられる予定。このほかインフラや損傷した学校、病院の修理にも充てられるという。

同サイトのページには「皆さんご存知のように、火山噴火による大津波でトンガは壊滅状態にあります。私たちの島国トンガ王国を助けるため、寄付をよろしくお願いします」「この困難な時に皆さんから寄せられる支援に大変感謝します」と書かれている。

トンガのソバレニ首相は今回の噴火を「未曽有の災害」と形容。トンガを構成する約170の島に噴煙が広がり、10万人を超える国民全員に影響が出ていると明らかにした。約170島のうち人が住んでいるのは36島。

タウファトフアさんは19日のインスタグラムへの投稿で、ハアパイの首長を務める父親とまだ連絡が付いていないことを明かした。父親は噴火発生時、主要島のトンガタプ島に滞在していた。ただ、ハアパイ島にある一家の自宅は健在で、同島にいる家族も無事だという。

https://www.cnn.co.jp/world/35182343.html