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ノルディックスキージャンプ混合団体、スーツ規定違反で失格となったカタリナ・アルトハウス【写真:AP】

失格になったアルトハウス「かつて経験ないほど、くまなくチェックされた」
 北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われ、日本の高梨沙羅(クラレ)を含め、計4か国5人がスーツ規定違反で失格。大波乱の展開となった。実際に失格となったドイツの女子選手は「何か見つかるまで検査が続くような感じだった」と検査方法について主張している。ドイツメディアが報じた。

 ドイツのスキージャンプ専門ウェブメディア「skispringen.com」は、シュテファン・ホルンガッハー男子代表ヘッドコーチが語ったコメントを紹介。ドイツ公共放送「ZDF」に対し、「本当に厳しい結果となった。(マテリアル)コントロールに関しては、五輪に合わせて別の測定方法を始めたと言わざるを得ない」と怒りを隠せない様子で語ったという。

「もはやスポーツとして成り立っておらず、うまく切り抜けられるかどうか心配しなければいけない状況になってしまっている。規定通りのジャンプスーツにするため、あらゆる手を尽くしていく」とも話し、ドイツスキー連盟マネージャーのホルスト・ヒュッテル氏は「激しい怒りを感じている。女子選手たちは、みな個人戦と同じスーツで飛んだと言っている。全く理解できない」と主張したという。

 さらに「カタリナ(・アルトハウス)は『これまで経験したことないほど長い時間、上から下までくまなくチェックされた。何か見つかるまで検査が続くような感じだった』と話していた」と同じく失格になった個人戦銀メダリスト・アルトハウスの談話を紹介していた。日本の高梨を含め、大波乱の展開となった新種目の混合団体。各国に後味の悪さが残ってしまったようだ。

THE ANSWER編集部

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