8日、北海道の十勝地方の音更町で、車の走行方法をめぐり、33歳の男性に暴行を加えた上、鉄パイプを使って脅迫したとして、60歳の男が逮捕されました。

 暴行などの容疑で逮捕されたのは、音更町の60歳の会社員の男です。
 警察によりますと、1月13日の午後7時20分頃、車で帰宅途中だった60歳の男は、音更町内の片側1車線の町道で信号待ちをしていて、青信号になった途端、前にいた軽乗用車を追い越しました。
 危険な追い越しだとして、軽乗用車の33歳の男性がパッシングしたところ、お互いが車から降り、トラブルに発展しました。
 60歳の男は軽乗用車の男性の胸を手で押したり、胸ぐらをつかんで雪山に押しつける暴行を加え、さらに自分の車から鉄パイプを持ち出し、男性の頭部に向け振り降ろして寸止めし「殺して、ここに埋めてやるぞ」と脅迫した疑いが持たれています。
 男性にけがはありませんでした。
 2人の間に面識はなかったものの、目撃者の情報があったことや、軽乗用車の男性が相手の車のナンバーを覚えていたことから、60歳の会社員の男が特定され、今月8日逮捕されました。
 警察の調べに対し、60歳の男は「生意気だったので脅かしてやろうと思った」と暴行したことは認めていますが、鉄パイプを振りかざしたことに関しては否認しているということです。

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