政府は4日、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナを支援するため、自衛隊が持つ防弾チョッキやヘルメット、衛生用品といった装備品を供与する方向で調整に入った。同日中に国家安全保障会議(NSC)を開いて決定する。複数の政府関係者が明らかにした。

 武力攻撃を現に受けている国への装備品提供は異例。ウクライナへの連帯を示し、ロシアに対峙(たいじ)する欧米諸国と足並みをそろえるのが狙いだ。岸田文雄首相は3日夜の記者会見で、「医薬品をはじめ、わが国として支援できるものはあるのではないか」と述べた。

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