【ロンドン=池田晋一】米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは6日、ロシアの格付けを「Ca」に引き下げたと発表した。「非常に投機的である」とする。ロシア中央銀行の資本規制で、国外の債務者への支払いが制限され、債務不履行(デフォルト)のリスクが著しく増えたとしている。

 「Ca」は下から2番目の格付け。ムーディーズは3日にロシアの格付けを6段階引き下げたばかり。ウクライナ侵攻に伴う米欧の経済制裁で通貨ルーブルは急落し、外貨建て債務の支払い負担が増えている。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220307-OYT1T50087/