0001きつねうどん ★
2022/03/14(月) 12:04:20.18ID:CAP_USERhttps://www.yomiuri.co.jp/media/2022/03/20220312-OYT1I50146-1.jpg?type=large
100年フードに認定された熊谷銘菓の「五家宝」
同庁は貴重な食文化を文化財として登録する取り組みを進めているが、登録に至らなくても地域に根ざし、世代を超えて育まれてきた食文化も多い。「100年フード」は文化財登録の前段階として地域の食文化に誇りと愛着を持ち、「100年先まで受け継いでほしい」との狙いで制度化された。地域活性化の起爆剤としても期待されている。
江戸時代以前から続く「伝統」、明治・大正に生み出された「近代」、昭和以降に新たに生まれた「未来」の3部門で公募。自治体や食品団体などから応募があった212件のうち131件が認定され、県内では伝統部門で五家宝と「草加せんべい」、近代部門で行田名物の「フライ・ゼリーフライ」が選ばれた。
五家宝は、もち米と水あめを棒状に練り上げ、きな粉をまぶした「素朴ながら温かみのある熊谷らしいお菓子」(同研究会)で、ノーベル文学賞作家・川端康成が「好物」だと記した書簡も見つかっている。江戸時代後期に庶民の間で食べ始められたのが起源とされ、職人が地域で愛された味を連綿と受け継いできた。
ただ、未来への継承に向けて職人のなり手不足も課題となっている。五家宝を製造する老舗は県北部を中心に約30軒あるが、小規模で高齢化も進んでいるという。同研究会は「製法の研究なども進め、担い手の育成に向けて広く啓発していきたい」と話している。
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