0001きつねうどん ★
2022/03/14(月) 13:10:43.84ID:CAP_USERトラスコ中山(株)は、メーカーから仕入れた工具を工場や建設現場、小売企業などに卸している会社。
手袋だけで8,000種類以上の取り扱いがあり、“ものづくり業界のAmazon”と呼ばれているほど、様々な商品の在庫を抱えています。
トラスコ中山では、売れ筋の人気商品だけでなく、一斗缶をたたむカッターやバニラの香りのするドライバーなど、ニッチな商品も数多く取り扱っています。
中には、2年に1度売れるという巨大スパナも。発電所のタービンや造船所の油圧機を締める時に使われる、超ニッチな商品も在庫として抱えています。
「売れ行きが少なくても必要な方はいる。新商品は全部置く」がトラスコ中山流。
もしも欲しい商品がない場合には、プライベートブランド(PB)で制作。360度換気ができるキューブ型工場扇風機や、折りたたみ式のカラーコーンなどを開発し取り扱っています。
在庫を抱えるのになぜ儲かるの?
トラスコ中山が大量の在庫を抱えているのに儲かっている秘密は、“ニッチな商品がどれだけ売れるか”を正確に予測しているから。約150億円かけて作られたサーバールームで、販売予測数が正確に計算されています。
例えば、ナイフで切れない特殊な手袋の予測販売数は290双。実際の販売結果は285双で、誤差は5とかなり正確。売れる数だけ商品を仕入れるので、無駄なコストがかかりません。
トラスコ中山(株)は、ニッチな商品の取り扱いを強化した2005年から急成長し、2020年には売り上げが約1.8倍に。年商は2,293億円で、売り上げの約40%をニッチな商品が占めています(※2022年2月放送時点)。
https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=15076