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松野明美氏

 日本維新の会が熊本県議の松野明美氏(53)=熊本市1区=を、今年夏の参院選比例代表の公認候補として擁立する方向で最終調整していることが16日、関係者への取材で分かった。松野氏も熊本日日新聞に出馬を検討していることを認めた。

 維新の会は、県議選や熊本市議選で上位当選を重ねた実績を評価。元陸上選手でタレントとしても全国的に知名度が高い松野氏の擁立で、党勢拡大につながると判断したとみられる。

 松野氏は旧植木町(現熊本市)出身、鹿本高卒。実業団のニコニコドーで活躍し、1988年ソウル五輪の女子1万メートルに日本代表として出場。95年に引退した。

 2010年の熊本市議植木町選挙区増員選挙で初当選し、15年に県議に転身して2期目。過去4回の選挙のうち3回でトップ当選した。県議会では無所属で活動し、障害者福祉や子育て支援の充実に力を入れている。

 松野氏は「維新の会は、国会議員の報酬や定数削減など自らにも厳しい政策を掲げており、地方議員経験者が多数在籍していることにも共感している」と話した。

 松野氏は昨年11月、立憲民主党県連から、次期参院選の熊本選挙区に野党一本化候補として立候補するよう打診を受けたが、辞退していた。(高宗亮輔、福山聡一郎)

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