テレビ朝日の玉川徹氏が18日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。ウクライナで民間人の犠牲者が日増しに増えていることに、「そもそも人道的な攻撃ってあるんだろうか」とし、一刻も早く停戦の道筋を探るべきだと話した。

 ウクライナの都市マウリポリでは、ロシア軍により病院が占拠されて民間人が人質に取られたり、避難場所となっていた劇場が空爆され、多くの人々が下敷きになるなど民間人に多くの被害が出ている。玉川氏は「本当に非人道的な攻撃で心が痛みますし、許せないっていうふうに思うんですけど、一方でそもそも人道的な攻撃ってあるんだろうかとも思うんですよね。残念ながらこれが戦争の現実」と話した。

 「軍人同士の戦いから、民間人をあえて巻き込む戦いに進んでいくというふうな局面に今あってですね。しかし、それもやっぱり現実であるこということも我々は見ざるを得ない」と、ウクライナの激しい抵抗にあっていることでロシア軍がさらに荒っぽいやり方をしてくると予測した。

 太平洋戦争で日本本土がアメリカ軍から空襲を受けたことを引用し、「空襲というのは日本には木造家屋が多いという実情を踏まえて、あえて焼夷(しょうい)弾を投入してですね。下町なんかでもどんどん火災が起きてですね、民間人を無差別にということをやったのも、なぜかといったら戦況を打開するためだったんですよね」と今後も民間人の犠牲が加速化していくと話した。「現実として戦争はそういうものなだろう思う部分はあります、なのでどうして止めると。どんな条件であれ止めるということ大事だと」と一刻も早い停戦を訴えた。

https://www.daily.co.jp/gossip/2022/03/18/0015144242.shtml