0001きつねうどん ★
2022/03/24(木) 22:18:05.17ID:CAP_USERスティーブン・スピルバーグ（Steven Spielberg）
Kevin WinterGetty Images
先週末開催された全米製作者組合賞（PGA賞）授賞式。結果発表に先駆け、候補になった作品の監督やプロデューサーたちを集めたパネルディスカッションが行われた。映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が映画部門の最高賞にあたる劇場映画賞にノミネートされていたスティーブン・スピルバーグ監督も出席した。ちなみに残念ながら受賞はならず、賞は映画『コーダ あいのうた』が獲得した。
パネルディスカッションで話題の1つに挙がったのが映画スターをキャスティングする重要性。スピルバーグ監督は「ドラマ『イカゲーム』は我々の数学を一変させた」と発言、このドラマがキャスティング方法に変化を与えたと述べた。さらに「ありがとう、テッド」とこのドラマを制作、配信したNetflixのCEOテッド・サランドスに呼びかけた。エンタメサイト「デッドライン」によるとサランドスは観客席にいたという。
監督は続けて「ひと昔前、観客を映画に引き込むのは国内のスターだった。面白いことに今は無名の人がミニシリーズに出演できる。映画にも出られる」。
この発言が報じられ、大炎上している。このドラマで主人公のギフンを演じたイ・ジョンジェは人気も実力も韓国を代表する俳優の1人。ギフンの幼馴染のサンウを演じたパク・ヘスも同様である。カメオ出演するコン・ユやイ・ビョンホンは国際的に活躍している。SNSには彼らのキャリアを指摘、「無名の人ではない」と怒る書き込みが殺到した。
実際的に間違っているという指摘に加えスピルバーグ監督の態度を批判する人も。「アメリカ人はアメリカの外に世界が存在すると思っていない。自分たちがみんなに崇拝されていると思っている。実際は笑われているのに」「俳優、歌手、政治家、科学者、医者、弁護士、CEO、すべて他の国にもいる。世間知らずすぎる」というコメントも。
ちなみにスピルバーグ監督の言葉を受け発言したのは映画『愛すべき夫妻の秘密』でプロデューサーを務めたトッド・ブラック。彼は「面白いのは組み合わせが自由なこと。スターを小さな役で登場させよう、無名を主役にしようと言えるのは素晴らしいことだ」「今ならまったくの無名を使って作ろうと言える。脚本が十分にいいもので、予算が小規模でも足りるだけあれば9割はうまくいく」と語っていた。スピルバーグ監督はこれに「（観客や配信側は）錨を必要としている。よく知っているキャストがいればその周りをあまり知られていない顔で固めることもできる」と答えている。
ネット上には、スピルバーグ監督は「ハリウッドでは無名」と言いたかったのだろうと解釈する意見も書き込まれている。しかしすぐに反論が。「そうであっても実際には『ハリウッドでは』と口にしていない」と指摘、それがハリウッド中心主義、自文化中心主義な意識を表しているという意見が書き込まれ炎上規模が拡大している。いよいよ今週末に発表されるアカデミー賞でも監督賞にノミネートされているスピルバーグ監督。これらの批判にどう対応するのか、注目が集まっている。
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a39516645/steven-spielberg-squid-game-unknown-220324/
