海上自衛隊の新型護衛艦「くまの」が配備された神奈川県横須賀市の横須賀基地で3月28日、歓迎行事が行われた。レーダーに映りにくい独特の船体が特徴で、護衛艦では初めて機雷対処能力を持つ。訓練後、警戒監視や海外派遣などの任務にあたる。海自は護衛艦54隻体制を目指し、2030年代までに同型艦を22隻就役させる方針。

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新型護衛艦「くまの」(3月28日、海上自衛隊横須賀基地で)

 行事には市や海自関係者ら約80人が出席し、桜井敦艦長が「横須賀の皆さんに愛される艦を作っていく」とあいさつした。その後、出席者は艦内を見学した。

 全長133メートル、基準排水量3900トンで、艦名は紀伊半島を流れる熊野川に由来する。省人化が進み、乗員は通常型護衛艦の半数以下の約90人。

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