>>17
セルロースは増量というより接着防止と増粘剤。
チーズの中でも溶けるチーズの場合、作ったそのままのチーズでは溶けやすいところもあれば溶けにくいところもある。
溶けるチーズのようなものは本来なら存在しない。

そこで、熱で溶ける脂肪をチーズ枌に混ぜる。これで熱が加わると脂肪が溶けて溶けるチーズの出来上がり。
でもこのままだと熱で溶けた時油のようになってチーズっぽくなくなる。
あとチーズ枌がくっついてダマになるとその部分は溶けないので口触りが悪くなる。

そこでまずチーズ枌にセルロースを混ぜて、いわばセルロースの繊維でチーズをコーティングして互いにくっつかないようにする。
でこの状態で熱すると、チーズ枌をコートしていたセルロース同士が引っかかるので、チーズっぽい粘り気が出せるというわけ。