0001Ψ
2022/04/05(火) 10:33:13.89ID:C97ZyArZ3・23ゼレンスキー国会演説弾劾闘争と3・26新宿デモは、日本帝国主義の参戦を扇動するロシア非難決議運動を打ち破り、「戦争絶対反対」で闘う労働者人民との合流をかちとった。「ロシアも米・NATO(北大西洋条約機構)もウクライナから手を引け」の訴えに大きな反響が寄せられている。労働者人民は、挙国一致で帝国主義外交を後押しするのではなく、戦争を阻止する労働者の国際的団結を求めているのだ。ウクライナ戦争は、米帝の中国侵略戦争への突進の中で引き起こされた。日帝・岸田政権もこの情勢を利用し、中国侵略戦争参戦のために改憲・核武装と沖縄―日本全土の最前線基地化に踏み出している。世界戦争・核戦争と対決する5・15沖縄闘争へ向かって、この4月、反戦闘争に総決起しよう。
ゼレンスキー演説に反撃
3月23日、ウクライナ大統領・ゼレンスキーの国会演説に対し、洞口朋子杉並区議や全学連、改憲・戦争阻止!大行進らが国会前で弾劾闘争に唯一立ち上がった。日帝の世界戦争参戦に向けた挙国一致体制を打ち破る闘いだ。
ゼレンスキーは、「アジアで最初にロシアに圧力をかけ始めたのが日本だ」と、アジアにおける対ロ強硬派の筆頭であることを日本に求め、経済制裁継続を主張した。経済制裁は事実上の戦争行為である。これはロシア非難の「大合唱」のもと日本を参戦に向かわせる攻撃だ。そもそもゼレンスキーは、戦争前からNATOと一体化し、反ロシア派のネオナチ勢力とも手を組み新自由主義政策を進めてきた。プーチン政権が無差別爆撃でウクライナ人民を殺りくする一方、ゼレンスキーもまた、戒厳令・総動員令を発してウクライナ人民を逃げ場のない戦火へと追いやってきた。
許しがたいことに、日本の国会はこのゼレンスキーの演説を「全員起立・スタンディングオベーション」の総翼賛で迎え入れた。参院議長・山東昭子(自民党)は「閣下が先頭に立ち、貴国の人々が命を顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見して、その勇気に感動しております」と応じ、日本共産党・志位和夫委員長にいたっては「ロシアによる侵略と戦争犯罪に対する深い憤りとともに、祖国を守り抜く強い決意がひしひしと伝わってくるものでした」と祖国擁護の愛国主義を満展開した。
日本共産党は、地方議会においても全会一致のロシア非難決議運動を推し進め、街頭でも「(日本共産党は)『全千島を返せ』と正面から要求」「自公政権はプーチンへの屈従外交をあらためよ」とビラで排外主義をあおり、日帝・岸田政権を突き上げている。
だが、人民を虐殺しているミャンマー国軍を支援し続ける日帝に、ロシアを非難する資格がどうしてあろうか。こうした連中と一体となって全会一致で決議をあげることは戦争への加担にほかならない。労働者人民は、ブルジョアジーと同じ立場に立つことは絶対にありえない。杉並区議会で全会一致決議に反対した洞口区議の決起に続こう。
戦時下で戦争に反対するとは、日本共産党がふりまくような国家主義・排外主義と徹底的に闘うことだ。そして「労働者は祖国をもたない」(マルクス)の立場を貫き、プーチン政権の弾圧下で決起するロシア労働者人民との国際的団結をうち固め、戦争に突き進む自国政府を倒すことだ。