https://www.cnn.co.jp/storage/2022/04/06/17154864811483de7093453b133815a9/t/768/432/d/220405155123-02-us-capitol-fox-captured-super-169.jpg
米議会議事堂に出没したキツネが捕獲された/US Capitol Police

(CNN) 米首都ワシントンの米連邦議会議事堂の敷地内に1匹のキツネが出没し、議員がズボンをかまれるといった被害の通報が相次いだ。議会警察は5日、ツイッターでキツネが捕まったと発表し、キツネ捕獲の様子を写した写真4枚を掲載した。

議会警察はこの日、敷地内をうろついている「猛ギツネ」に注意するよう、電子メールで注意を呼びかけていた。

その後「速報:捕獲」とツイートし、地元の動物管理当局がキツネを捕獲したことを明らかにした。

議会警察によると、これまでに6人からキツネにかまれたり、かまれそうになるなどの被害が報告されていた。このうちアミ・ベラ下院議員(民主党)は4日、オフィスに入ろうとしたところでキツネに襲われたという。

ベラ氏は「足の後ろ側に何かがぶつかった感じがした。驚かすようなことは何もしていなかった」と証言、「小さな犬のような感じだった。誰かの犬だと思ってすぐに飛びのいた。長い傘を持っていてよかった。そのおかげでよけられた」と話している。

広報の説明によると、キツネの歯はベラ氏のスーツを突き抜けていたが、ベラ氏がかまれたのかどうかははっきり分からなかった。ベラ氏は、出血はなく、皮膚にかまれた傷はないようだと語った。

ベラ氏は念のため、4日夜に病院を受診して、狂犬病や破傷風予防の接種を受けた。

議会警察の注意喚起メールによれば、議事堂の敷地内でキツネに襲われた、あるいはかまれたという報告が4日に寄せられたほか、5日にも近くでキツネが職員に近づいてきたという報告があった。

メールでは、キツネを見かけても近寄らないよう呼びかけ、動物管理当局がキツネを捕獲して別の場所に移すため、敷地内で捜索を続けていると説明していた。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35185905.html