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出港する練習艦「かしま」に手を振る乗組員の家族=24日、横須賀港(市岡豊大撮影)

海上自衛隊練習艦の「かしま」と「しまかぜ」が24日、神奈川・横須賀港から遠洋練習航海に出発した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに出発式が行われ、初級幹部を含む約540人の隊員が家族らに見送られ、任務に就いた。

今回の練習航海は西回りに地球を一周する約5万1千キロの航程。東ティモール、スリランカ、ジブチ、イギリス、フランス、パナマ、米国の7カ国計8カ所に寄港し、8月22日に帰港する。新型コロナ対策のため、令和2、3年度は各国への訪問も中止されたが、今回から再開される。

出発式では約160人の初級幹部らが軍艦マーチとともに乗艦。出港する2隻に手を振る家族や同僚に対し、幹部らは甲板に整列して帽子を振って応えた。

鬼木誠副大臣はロシアのウクライナ侵攻などを念頭に「厳しい国際情勢の中、今まで以上に国民の期待が寄せられる。信頼される幹部自衛官となってほしい」と訓示した。

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