つまらない仕事ばかり振られて気分が乗らないときはどうしたらいいのか。
ひろゆき氏は「もしあなたに、大谷翔平選手のような突出した才能がないのなら、
『楽しい仕事』幻想は捨てましょう。ただし、たとえダルい作業や
『クソどうでもいい仕事』でも、自分しだいで楽しむコツはある」という――。

つまらない仕事も楽しめる「ゲーム化」のテクニック

僕は基本的に「問題」が好きなので、仕事のトラブルであれ社会問題であれ、
「さて、どうやって解決しようかな」とテンションが上がってしまう性格です。
でも、ふつうはトラブル処理というと気が重くなる人のほうが多いでしょう。

じつは、そうした面倒な仕事やトラブル処理を楽しむには、ちょっとしたコツがあるんです。

それは、「ゲーム化する」ことです。

自分が不得意な作業をしなければいけないときには、「これをクリアできたら
1ポイント」というように、ルールを決めて、スコアを上げるゲームにして
しまうのです。

僕もバイト時代に、この「ゲーム化」をよくやりました。惣菜売り場で
バイトをしていたときに、発泡スチロールに入れた惣菜にラップをかける
という仕事があったんです。いわゆる“ダルい”作業ですよね。

でも、じつは僕は、作業をいかに速く処理するかに楽しみを見出すのは、
けっこう好きなんです。なので、そのときも、シワ一つなく、綺麗にラップを
かける作業を素早くするにはどうしたらいいかを考えました。

持ち方や重量バランスを毎回少しずつ調整したり、使うラップをできるだけ
少なくする方法とかを試すうちに、最初のラップを持つときの指先が重要
なんだとわかったり。細かなテクニックを磨いて、いろいろな条件を少し
ずつクリアしていくのを続けていくと、いつのまにか作業自体が楽しく
なっていきました。

一つひとつの目標をゲーム化できると、イヤなことでも、けっこうこなせたりするんです。