こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

郊外の医療機関で働く久実さん(仮名・30歳)は恋愛経験がほとんどありません。

唯一の経験は、学生時代に友人が開いてくれた飲み会で知り合った「彼氏と呼んでいいのかも微妙な存在」だといいます。「付き合おう」と言われて彼氏というものに興味があったから承諾したものの、1~2か月ふたりで食事をした程度で自然消滅。

そんなことがあったら「合わなかっただけ。次に行こう」ととらえる人もいれば、「自分にも彼氏ができた」と自信にする人もいると思いますが、久実さんの場合は違いました。10年ほども前のその彼とのことを、今も引きずってしまっているのです。

人に興味はないけれど、自分がどう見られているかは気になる
はじめは向こうから興味を持ってくれた男性が、やがて自分に興味を失い誘ってこなくなった経験で、久実さんは「自分の何がダメだったんだろう」と考えるようになってしまいました。

「私の何がダメだったと思いますか?」
「それは相手に聞かないと分からないよ。予想でしかないけれど、久実さんがダメってわけじゃなくてただ合わなかったってだけかもしれないじゃないですか。相手には、久実さんから会って話そうとか言ってみたのでしょうか?」
「いや、誘ってこないし、連絡が減ってきて会って話そうとかこっちからは何も言ってないですね」

私は久実さんに「気になるなら会おうって言わなきゃ」と今更なことを伝えながら、気になって彼本人について尋ねてみることに。

「元カレは趣味とか性格とかどんな人だったんですか?」
「昔の事なのであんまり覚えていないんですけど、真面目な人だったと思います」

元カレから連絡が途絶えたという過去には執着しているものの、元カレの人間性には興味がなさそう。もう昔のことなので推測でしかないのですが、久実さんが交際当時も自分に興味がなさそうで受け身すぎたとしたら、そんな女性を何回も誘い続けるのはしんどいのではないでしょうか。