名古屋市の平和公園にあるユーカリ栽培温室に何者かが侵入し、コアラの餌となるユーカリの苗など60本以上が引き抜かれていたことがわかりました。

　東山総合公園によりますと、16日午前8時半ごろ、出勤した職員がユーカリ栽培温室の扉が開いていることに気が付きました。

　温室内を確認したところ、栽培中のユーカリの苗1300本のうち、63本が引き抜かれ、その場に放置されていました。

　何者かが栽培温室のネットを切断して侵入したと見られ、別の温室ではユーカリの木1本が折られていました。

　ユーカリはコアラの餌として活用できるまでに2～3年ほどかかるということです。

　引き抜かれた苗は、いずれも今月植えたばかりで、1メートルほどの高さまで成長していました。

　東山総合公園は、警察に被害届を提出し周辺の巡回を強化するということです。

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