細田博之衆院議長の女性記者に対するセクハラ疑惑が報じられている問題で、立憲民主党の泉健太代表は27日、「事実なら顔を歪めたくなる」と不快感をあらわにした。

泉代表は会見で、「細田議長は早期に国民に説明するべきだ」と強調した上で、「報道で伝わってることが事実ならば、本当に顔を歪めたくなるようなやりとりだ。いかがなものかと思う」と述べた。

さらに、「(衆院の定数是正)10増10減を責任者として進めてきた細田議長が、それをひっくり返す発言を何度もしている。国民の感覚とずれた形で『(国会議員は月に)100万円しかもらっていない』と発言している。そういうことも決して忘れてはならない」と強調した。

泉代表は、細田議長に対する不信任決議について「説明を受けてから考える」と明言を避けたが、立憲民主党幹部は、検討しているとしている。

細田氏側は、セクハラ疑惑を報じた「週刊文春」に「全くの事実無根」に抗議し、26日には「今後、訴訟も視野に入れて検討したい」とのコメントを発表した。

これに対し、野党は、夏の参院選を前に、細田氏の疑惑を引き続き追及していく構えだ。

https://www.fnn.jp/articles/CX/366201