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A-10サンダーボルトIIの主翼交換作業

A-10サンダーボルトIIの主翼交換作業
ボーイングは、アメリカ空軍にA-10サンダーボルトIIの新たな改良型主翼セットの納入を開始したと発表しました。ボーイングは2011年から2019年にかけて進められた173機分の改良型主翼の製造を完納。2019年8月には、アメリカ空軍が新たなA-10改良型主翼の交換プログラムを開始し、その製造契約をボーイングが再び受注していました。

アメリカ空軍は、新たなA-10改良型主翼への交換プログラムで、計112機分の発注を予定しています。ボーイングとは50機分を契約済みです。ボーイングが納入する改良型主翼セットは、外翼アセンブリ、中央翼アセンブリ、制御、胴体統合キットで構成されています。

納入された主翼セットは、5月初めからヒル空軍基地でアメリカ空軍の整備部隊による機体統合の作業が始まっています。アメリカ空軍は、A-10サンダーボルトⅡを製造したフェアチャイルドの廃業後に一貫して整備を担っています。2011年に開始したA-10サンダーボルトⅡ主翼交換プログラムでも、アメリカ空軍が173機すべての主翼交換作業を実施しました。

主翼交換が完了したA-10サンダーボルトⅡは、約10,000飛行時間まで耐用年数が延長され、2030年代まで運用が可能になります。

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主翼取り付け作業

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主翼交換を終えて飛行するA-10サンダーボルトII

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