夏の参院選で野党サイドに動きです。

鹿児島選挙区の野党候補の一本化を目指す市民グループの共通政策に、立憲、社民、共産の県組織が合意しました。これを受けて共産党県委員会は、新人候補の出馬を取り下げる方向で関係機関と調整しています。

夏の参院選鹿児島選挙区をめぐっては、野党候補の一本化を目指す市民グループが、19日、経済対策や原発など4項目からなる共通政策を発表していました。

複数の関係者によりますと、この共通政策について、立憲民主党が修正案を示していて、29日、社民、共産の県組織がこれに合意したということです。

3党の合意を受け市民グループは31日夜、共通政策を最終決定し、近日中に各党と市民グループとで政策協定を結ぶ予定です。

参院選鹿児島選挙区では、立憲民主党が新人の柳誠子さんを、共産党が新人の山口広延さんを擁立していて、野党候補の一本化の行方が注目されています。

これについて共産党県委員会は、今回の合意を受けて山口さんの出馬を取り下げる方向で関係機関と調整しているということです。

一方、柳さんを推薦している連合鹿児島は「合意内容をまだ把握していない」とコメントしています。

参院選鹿児島選挙区には、このほか自民党現職の野村哲郎さんと、NHK党新人の草尾敦さん、政治団体「参政党」新人の昇拓真さん、無所属新人の室園順一さんが立候補を表明しています。

https://www.kts-tv.co.jp/news/10413/