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写真:つのだよしお/アフロ

 7月2日未明に発生したKDDIの通信障害。KDDIは3日におこなわれた会見で、auや UQ mobile 、povoのユーザーなど、全国で最大3915万回線に影響が出たとしている。3日夕方には復旧作業を終えているものの、4日になっても依然、音声通話がつながりにくい状態が続いている。

 丸2日以上にわたり通信障害が続く異例の事態だが、そんななかで意外な人物の評価が急上昇している。KDDIの高橋誠社長だ。

《高橋社長めっちゃ素晴らしい人だなって感じた良い会見。技術面でも誰のサポートも受けずすらすら回答してるし、障害発生からの流れも全て把握してて正に上に立つ人って印象》

《記者会見といえば、弁護士、側近に聞きながら代表が話す。というイメージ。この社長すごい。1人で説明し、質疑応答している。ちゃんと把握して話してる。日本の企業でこれだけできる社長は、どれほどいるのだろうか》

《KDDIの社長さん、他にぶん投げたりせず、自分で全部説明し、終始冷静で的確な応答。いやあ、優秀なトップってこんな感じなんやね…》

 と、ネット界隈で評価が急上昇しているのだ。

「3日11時からおこなわれた会見はネットで生中継されました。トラブル時の会見といえば、社長が頭を下げ、説明は担当者というケースが多いので、ほぼ1人で対応を続けた姿に驚いた人が多いのでしょう。しかし、高橋社長と言えば、通信業界では有名人。いわゆる職業的な経営者ではなく、たたき上げの技術者ですからね」(ITライター)

 高橋社長は滋賀県出身の60歳。横浜国大工学部から1984年、京セラに入社。すぐにKDDIの前身である第二電電企画に出向し、携帯電話事業に長年携わり、2018年にKDDI社長に就任した。

「1984年の第二電電企画創設からのメンバーで、携帯電話のインターネット接続や着メロ、音楽・動画配信などに関わってきたのが高橋社長です。KDDIは『ジブリパーク』のオフィシャルパートナーですが、スタジオジブリと良好な関係を築いてきたキーパーソンでもあります。