0001きつねうどん ★
2022/07/09(土) 06:54:42.81ID:CAP_USER福島瑞穂氏
選挙公報に躍るコピーは「ほっとけない・それが私の原動力」。社民党の福島瑞穂党首(66)は“弱者への寄り添い”を前面に打ち出すが、むしろ党の弱体化のほうが問題だ。そこで応援をかの村山富市元総理(98)に頼んだら、目を剥く“ほっとけない”場面が!
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「崖っぷちの正念場です!! 社民党、120万票取れないと政党要件失います!!」
今般、これまで通り全国比例から出馬する福島氏は、時に哀願調でそう訴える。演説は棒読みだが、このくだりだけは悲愴感が漂う。
それもそのはず、社民党はいま「絶滅の危機」に直面している。周知のように公職選挙法が定めるところによれば、(1)所属国会議員が5人以上、(2)直近の国政選挙で全国を通して得票率が全体の2%以上、のいずれかを満たさねば「政党」とは認めてもらえない。
単なる政治団体に落ちる可能性も
翻るに目下、社民党の議員は衆院の新垣邦男氏(沖縄2区)と参院の福島氏の二人だけ。(1)は満たせず、(2)をクリアするしかない。その目安となる票数が彼女の言う「120万」なのだ。
ちなみに全国比例では100万弱の得票で1議席を得られる計算だが、
「昨年の衆院選で社民党の得票率は1.77%。今回、あくまで120万票=2%を超えないと、社民党は政党交付金さえ受け取れない、単なる政治団体に転落してしまう」(政治部記者)
崖っぷちの表現に決して誇張はない。そこで助太刀を請うた相手が党きってのアイコン、総理経験者たる村山富市氏その人だった。
参院選の公示から1週間後の6月29日午後1時、福島氏は大分県大分市にある村山氏の自宅を訪ねた。市内の最高気温は34.9度。県内には熱中症警戒アラートが発令されていた――。
なぜか背後に手が
玄関口に姿を現した村山氏。足取りはややおぼつかなく、猛暑とあってか軽装だ。おもむろにマスクを外すと、報道陣がその声を拾うべく身構える。妙に朗らかな笑顔を見せた直後、フガフガしたイガラっぽい声音で、
「頑張って…負けたらいかんで…勝たないかんで」
そう発して何度か福島氏の肩を叩いたのみ。見ると、村山氏の背中を誰かが後ろで支えている。現場は「ハイ以上、お帰りください」と言わんばかりに早仕舞いモードへ。100歳前の村山氏にこんなムリをさせることこそ「ほっとけない」事態である。
体調は大丈夫だったのか。自宅に改めて電話すると、
「取材対応の担当者は現在、立憲民主党・大分県連の事務局においでです」
そこで立民に聞けば、
「体調はいいのですが耳が遠く、補聴器をつけてます。本人は話を聴き取るのも難しい状況。直接取材も電話での取材も難しいですね」
福島氏は選挙の度、こうして村山氏を訪ねてきた?
「必ずしもそうではありません。選挙で大分に来られても、いつも訪問なさるわけではないですね」
政治評論家の屋山太郎氏はこう指摘する。
「福島さんは自分ひとりが当選し、党首でいられればそれでいいという人。村山さん以降における組織見直しも政策提言も怠り、今なお村山びいきの古い支持層に推してもらうという発想で、やはり党消滅も時間の問題と言わざるを得ません」
ならばせめて、トンちゃんだけは永らえてほしい。
「週刊新潮」2022年7月14日号 掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07090557/