大阪市鶴見区にあるJRの踏切で、非常用ボタンを押して電車の走行を妨害した疑いで60歳の男が逮捕されました。
男は「踏切が上がるスピードが遅いのでボタンを押したらJRが改善してくれると思った」と話しています。

威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは大阪市城東区に住むアルバイトの男(60)です。

警察によると男は7月14日午後2時半ごろ、鶴見区のJR放出駅近くの踏切で非常用ボタンを押し、走行していた電車3本を最大15分遅延させるなどして業務を妨害した疑いが持たれています。

放出駅の駅長から「踏切のボタンを何度も押される被害にあっている」と警察に通報があり事件が発覚しました。

警察が付近の防犯カメラから犯行に及ぶ人物を確認し警戒していたところ、21日、鶴見区内で人物とよく似た男を発見し逮捕に至りました。

男は警察の調べに対し、「踏切が上がるスピードが遅いので、ボタンを押したらJRが改善してくれると思った」と容疑を認めています。

また男は以前にも同様の犯行を数回行っているという旨の供述をしているということで、警察は余罪があるとみて捜査を進めています。

https://www.ktv.jp/news/articles/?id=00210