テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は3日、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長など専門家18人が2日に医療ひっ迫の深刻化を抑え、社会経済活動を継続を両立するための提言を公表したことを報じた。

 提言では感染状況の把握で全ての感染者を確認する「全数把握」を見直し新たな調査方法を検討し、入院患者ら重症化リスクのある人や死者に絞って情報把握することなどは継続することなどを提案した。保健所による濃厚接触者の特定を行わないようにすることも盛り込んだ。

 一方で感染症学会など4学会が2日に感染の拡大で救急外来、発熱外来がひっ迫、救急搬送の要請が急増しているなどとして、「自宅療養」や「受診」の判断基準を示す声明を出したことを伝えた。

 声明では検査や受診について、症状が軽く65歳未満で基礎疾患や妊娠がなければ、慌てて検査や受診の必要はないなどと発表した。

 コメンテーターで同局の玉川徹氏は尾身氏らの提言に「尾見会長を含めて、あなた今まで全部、政府に対していろいろ言ってきた立場の人じゃないか、と。ここまで緊急事態だっていうふうに4学会が言っている段階で今ごろ何を言っているんだ、と。何も準備しないで今になって、いかにも専門家有志って何それって。僕は腹立たしいです」と憤りをあらわにした。

 続けて「もっと事前に予想できたら、あなたが政府に働きかけてそれを変えられる立場にあった人じゃないの?と」と疑問を投げかけていた。

https://hochi.news/articles/20220803-OHT1T51026.html