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生態系に大きな影響を及ぼす外来生物。

福島県の裏磐梯で8月、この外来生物について学ぶセミナーが開かれ「あの生物」の試食も行われました。

川の中にいる一匹のザリガニ。
一見どこにでもいるようなザリガニですが、これは特定外来生物の「ウチダザリガニ」です。

人の手などにより生息していない場所に広がり、ほかの生物を食べるなど生態系に大きな影響を及ぼす外来生物。
ウチダザリガニは裏磐梯に30年以上前から生息していて、近年ではホタルが見られなくなったといいます。

こうした現状を知ってもらおうと、アクアマリンふくしまが県内の教職員向けにセミナーを開きました。

教職員は外来生物について学んだほか、竿を使った採集も体験しました。

【参加した人】「非常におもしろい。自然界のバランスを取る、一回(生態系が)崩れてしまうと戻らない。授業に役立つと思う。」

また特定外来生物は採集しても別の場所に移せないため、その場で試食も行われました。

フランスでは高級食材として知られるザリガニ。気になるその味は…

【参加した人】「茹でたてはおいしい」

【参加した人】「茹でたエビ」「Q、泥臭さはありますか」「ない」

TUFの記者も食べてみました。

【伊藤大貴記者】「あっさりしていて臭みもなくてエビのようでおいしいです」

アクアマリンふくしまでは、今後もウチダザリガニの調査や駆除を行う地元のNPOと協力して、セミナーを開きたいとしています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/117933