≪週刊誌、私はこう読んだ≫ ジャーナリスト元木昌彦(講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任)

悠仁さまが東大にも「特別扱い」で入ることになれば、日本の皇室は国民の支持を失う恐れがある  2022/03/01
https://president.jp/articles/-/55158

息子・悠仁さんの筑波大学附属高校進学は、母親・紀子さんの雅子皇后に対する“対抗心”からだった。そんな“憶測”がいくつかの週刊誌報道に見られた。
女性セブン(3月10日号)は、紀子さんの雅子皇后へのそのような“意識”は次世代にもつながっていくと報じている。

「『将来を見据えれば、結婚して皇室を出られる愛子さまと、天皇に即位される悠仁さまのお立場は明確に異なります。しかし、現段階においては、天皇家の長子である愛子さまの方が、格は上です。
加えて、学業成績が優秀であることが伝わり、かつ公務や宮中行事などにお出ましになった際の愛子さまの所作や立ち居振る舞いから、“将来”を期待する声も多くあがった。そうして盛り上がってきたのが「愛子天皇待望論」でした』(宮内庁関係者)
昨年20才を迎えられた愛子さまが成年行事に臨まれると、その品格あふれるお姿に、待望論はさらに高まった。――紀子さまが焦りを感じられるのも無理からぬ話だった」

■強烈な向上心のある人ではないか

「『紀子さまは、愛子さま以上に悠仁さまが将来の天皇にふさわしいと、世間を納得させなければならないとお考えになったのではないでしょうか。その箔付けの1つが「学歴」だったのでしょう。
悠仁さまが、たとえば東大に進学されれば、史上初の“東大出身天皇”になり、国民も信頼を厚くするかもしれない。そのためには、高偏差値の高校への進学が必要だった。そうして導き出されたのが、筑附高という選択肢だったのでしょう』(同)」

女性セブンの見方は、私にも少し頷けるものがある。以前から、紀子さんという女性は、強烈な向上心のある人ではないかと思っていた。
それは、彼女が秋篠宮からプロポーズされた直後、彼女の友人に電話をして喜びを爆発させたと、その友人の父親から聞いたときに芽生え、以来変わっていない。