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立憲民主党の泉健太代表=衆院第2議員会館で2022年8月10日、竹内幹撮影

 立憲民主党は17日、憲法53条に基づき、臨時国会召集の要求書を18日に衆参両院に提出すると発表した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と閣僚らの接点が相次ぎ判明している問題などを追及する必要があると判断した。

 召集要求書は国民民主党、共産党、れいわ新選組などと共同提出する予定。憲法53条は、臨時国会の召集について「(衆参いずれかの)総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」としている。立憲は旧統一教会を巡る問題のほか、新型コロナウイルスや物価高への対策も臨時国会で速やかに議論すべきだとしている。

 立憲の馬淵澄夫国対委員長は17日、コメントを発表し、10日に内閣改造を実施した岸田文雄首相について「だまし討ちのような政権運営を行い、旧統一教会問題を隠蔽(いんぺい)しようと試みた」と指摘。改造後も新閣僚らと教団の関係が明らかになっているとして「一刻も早い国会開会を行い、閣僚をはじめとする政務三役の所信質疑を行うことを強く求める」と強調した。【宮原健太】

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