突如吹き出して話題となっている水柱が深刻な問題になり始めています。

 謎の水柱が噴き出してから11日目。

 騒音被害が深刻化しています。

 北海道長万部町で今月8日から噴き出している謎の水柱。

 その高さは30メートルから40メートル。凄まじい轟音(ごうおん)が夜を徹して24時間鳴り響き、近隣住民たちのストレスはピークに。

 この11日間、騒音被害に悩まされている住民たちは。

 近隣住民:「すごいよね。いつ収まるの、これ」「夜はもう寝ていられない。窓は開けられない。うるさいから」「あまりぐっすり眠れない」

 騒音による寝不足などで健康被害の懸念が。

 町役場は災害級の緊急対策に乗り出しています。

 長万部町・木幡正志町長:「個々の住宅を訪ねて色々と聞いたところ一番の悩みは騒音。轟く騒音をどうやって抑えるか。防護ネットを張り巡らす用意も進めて、できるだけ音を小さくする」

 町役場は水柱の原因究明のため、現場から水を採取し、検査機関で水質の解析を進めています。

 長万部町・木幡正志町長:「少しでも健康に害のないような避難所作りをしていかないといけないと痛切に感じている」

 一方、勢いよく噴き出す水柱を一目見ようと18日も多くの見物人が。

 こうしたなか、迷惑駐車の問題も。

 現場近くの道路には見物人のものと思われる車が両側にびっしりと駐車されています。

 長万部町・木幡正志町長:「公共施設の駐車場を開放して車を止めてもらおうと誘導しているが、なかなかそちらではなくて住宅街にまで車で侵入して日々の生活を脅かしているのが現実」

 水とともに天然ガスが噴き出している恐れもあるため、火気厳禁の看板を設置し注意を呼び掛けています。

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