テレビ朝日の玉川徹氏が23日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、宮城県人、東北人として22日の全国高校野球選手権決勝で下関国際(山口)を破り、東北勢初の優勝を飾った宮城県の仙台育英の偉業をかみ締めた。

 番組では大会108年の歴史の中で、東北勢がこれまで12回決勝に進んできたが優勝を阻まれてきたとスコアも交えて説明。

 キャスターの羽鳥慎一が「宮城出身の玉川さん、良かったですねー、仙台育英。これは本当に素晴らしい」と呼びかけると、玉川氏は「見てましたよ。うれしいのはうれしいんだけど、うれしいでは軽いんですよね、ちょっと。重みがわかんないでしょ、わかんないでしょ。これね、東北出身者じゃないと、この重みは絶対わからないと思うんだよね」と、しみじみ。

 今回の東北勢初優勝で初めて優勝旗が白川の関を超えることに「白川の関の話、あったでしょ。白川よりも北、白川以北が東北なんですよ。これを子どもの頃から知ってるんですね。子どもの頃から優勝旗が白川の関を越えていないっていうことを大人から言われるんですよ、子どもはずっと」と説明。小さい頃から「勝てないな、勝てないなってずーっと思いながら」「どんな時でもエラーすんじゃないかと思って」見てきたのだという。

 だが、今回の仙台育英は安定感があったと称賛。これまで、そんな思いで代表を応援してきただけに「だから、何かこう重みが全然違うんだよね、理解できないかもしんないけど」と熱弁。

 さらに、仙台育英のベンチ入り選手19人のうち14人が東北出身であることにも触れ「東北選抜で勝ったっていう。だから宮城県人としてうれしいっていうよりも、東北人としてうれしいを超えた何かこう思いがあるんですよ」と、熱く喜びをかみ締めた。

https://www.daily.co.jp/gossip/2022/08/23/0015577496.shtml