22日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局解説委員の玉川徹氏が、高市早苗経済安全保障担当相を「右翼に近い」と表現する場面があり、ネット上で波紋を広げている。

 この日、番組では政治と旧統一教会との関係をめぐり、高市氏の事務所に「首を洗って待ってろ」などと書かれた脅迫文が届いたことを伝えた。

 高市氏は21年前に教団の友好団体が発行する月刊誌に対談が掲載されていたことが物議になり、謝罪している。

 また、19日に出演した『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)の中で、過去、教団の政治組織である「国際勝共連合」の候補者と選挙戦を戦ったことがあると告白。「本当に恥ずかしいことだが、今月さまざまな報道に接して、勝共連合と世界平和(統一)家庭連合と統一教会がイコールになった」と明かし、当時については「(国際勝共連合)イコール統一教会という認識はできていなかった」と話していた。

 この高市氏の発言について、玉川氏は「『知らなかった』って言ってもですね……。保守の政治家ですよね? 保守っていうより、右翼に近いと思うんだけども」と高市氏の政治姿勢について持論を展開。「そういう方々がみんな『知らなかった』『知らなかった』って言って……」と苦言を呈した。

 さらに玉川氏は、「国際勝共連合なんていうのは僕だって知ってるというような関係を保守の人たちが知らないはずないじゃないですか」と指摘。「だから、それを言われるとですね、むしろ不信感が生まれるだけなんじゃないですか」「むしろ(傷が)広がるんじゃないか」と苦笑いしていた。

 しかし、この発言にネット上からは、「言葉が過ぎる」「右翼に近いは言い過ぎ」「どさくさに紛れてレッテル貼りしてる」「公共の電波を使って印象操作しすぎじゃないですか?」「『右翼だったら知ってる』の決めつけもひどいな」という声が集まっていた。

https://npn.co.jp/article/detail/200023554/