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立憲民主党が公表した調査結果「旧統一教会関係議員まとめ」
撮影:吉川慧

立憲民主党は8月23日、所属する国会議員と「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」や関連団体との関わりに関する調査結果を公表した。枝野幸男前代表、岡田克也元副総理、安住淳元財相のほか「やや日刊カルト新聞」に指摘されていた議員を含め、計14人に旧統一教会側と何らかの接点があったと明らかにした。

立憲民主党が公表した調査結果によると、旧統一協会の関連団体の会合への出席や会合への祝電のほか、パーティー券を購入してもらったり、関連が深いとされる「世界日報」からの取材を受けた事例があった。

西村智奈美幹事長は同日の記者会見で、旧統一教会との接点が明らかになった14人について「旧統一協会と(接点があった団体との)関係を認識していなかった」と説明。「知らずに祝電を打ったり、知らずに代理出席していたりだった」としつつ、「知らなかったとはいえ、反省すべきものであることは言うまでもない」とした。

西村氏によると、選挙での組織的な“手伝い”や、会合に出席して挨拶をした議員は今回の調査では「今のところ出ていない」という。教団が2015年に名称を変更したことにも触れ、「目がくらまされたところもあったと思う」などとも述べた。

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立憲民主党の西村智奈美幹事長(2022年8月23日)
立憲民主党/YouTube

一方で、西村氏は「政府や自民党も次々と閣僚や個人が(過去の接点を)公表しているが、自民党は党として調査していない。我が党は党が責任をもって調査し、一括で公表した。政権与党の自民党も、個人に任せず党が全面に出て調査・公表すべきだ」と話した。

旧統一協会をめぐっては、現役閣僚や自民党の萩生田光一政調会長をはじめとした自民党議員にとどまらず、立憲民主党のほか国民民主党、日本維新の会など野党議員も関連団体などを通じて何らかの接点があったことが次々と明らかになっている。

西村氏によると、自民党の茂木敏充幹事長に旧統一協会問題に関する「国会事故調」の設置要請を8月3日に申し入れようとしたが、要請の受け取り自体を拒否されたという。

立憲民主党の調査によると、接点が認められた14議員は以下の通り(※敬称略)。

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立憲民主党が公表した調査結果「旧統一教会関係議員まとめ」
出典:立憲民主党