[ワシントン 31日 ロイター] - ロシア軍はウクライナとの戦いで深刻な兵士不足に陥り、契約軍人を募集しており、犯罪者を動員する可能性さえある─。米政府当局者が31日、情報機関の情報を基に明らかにした。

ロシア国防省が負傷兵に戦闘復帰を強要したり、民間警備会社から人員を調達したり、徴兵に応じた場合に報酬を支給するなどしているという。

また、ロシア国防省が恩赦や金銭的補償と引き換えに、有罪判決を受けた犯罪者の兵士採用を始める可能性が高いという信頼できる報告もあると語った。

ロシアのプーチン大統領は先週、ウクライナ侵攻から7カ月目に入る中、ロシア軍の規模を190万人から204万人に拡大する法令に署名した。

ロシアは侵攻当初以降、自軍の死者数を明らかにしていないが、西側当局者とウクライナ政府は数千人に上ると分析している。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-idJPKBN2Q22CL