スズキは、マルチワーク可能なロボット台車「モバイルムーバー」の共同開発契約を「エムスクエア・ラボ」と締結しました。

農業以外の新規サービスも検討
 スズキは、マルチワーク可能なロボット台車「モバイルムーバー」の共同開発契約を農業ベンチャー企業である「エムスクエア・ラボ」(以下M2)と締結したと2022年8月31日に発表しました。

https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2023/08/20220831_mobilemover_002-650x433.jpg?v=1661923137
ロボット台車「モバイルムーバー」

 これまでスズキは、農業需要にも応える軽トラックを約60年間にわたりユーザーに提供し続けるなかで、農作業の負担軽減や、担い手不足や高齢化といった農家が抱える課題を解決できないか、考えてきたといいます。

 さらには2011年より自社でスズキ農園を運営するほか、農業の現場に入り込んで、現場の課題を追及する活動も実施してきました。

 M2とは、2016年よりマルチワーク可能なロボット台車「モバイルムーバー」の車両開発や走行試験などを共同で実施。そのうえで、今回開発車両を用いた新しいビジネスモデルを創造するために、新たな契約の締結に至ったということです。

 将来的には農業だけでなく各種運搬業務など、さまざまな事業の現場の課題解決を図る新規サービスを検討していると説明します。

 今回の共同開発契約締結にあたり、「スズキの有するモビリティ開発のノウハウと、M2の農業や地域における課題解決型事業を創造してきたノウハウを融合し、新たなビジネスモデル創造に取り組みます」とスズキはコメントします。

https://kuruma-news.jp/post/548455