和歌山県太地町で、天候が回復した今月2日、イルカとクジラの追い込み漁が始まりました。

イルカとクジラの追い込み漁が解禁された今月1日は、天候が悪く、出港からおよそ1時間で中止となりましたが、2日は朝日が照らす中を漁師たちが漁に勤しみました。

午前5時過ぎの出港から約1時間後、9キロ離れた沖合で、クジラの1種「ハナゴンドウ」を9頭捕獲しました。

【太地町漁協組合 貝良文さん】
「きょう初漁のようなものなので、そこで早々に捕れたので大変うれしいです。ハナゴンドウだけじゃなくて、コビレゴンドウとかおいしいクジラもどんどん捕れるように願っています」

例年、漁の解禁時には反捕鯨団体が抗議活動を行っていますが、今年は目立った混乱はありませんでした。

捕ったクジラは港で競りにかけられ、初漁のご祝儀もついて1キロ1060円となりました。

漁は、半年間行われます。

https://www.ktv.jp/news/articles/?id=01093