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「走っていて、ん?ん?と思って。小さいおじさんかと思いました」

9月2日午前6時ごろ、茨城県那珂市で撮影された映像。そこにはまるでサーカス団の綱渡りのように、スタスタと電線を伝って移動する野生のサルが映っていました。

映像を撮影した男性は、50年住んでいて初めて見た光景だったと話します。

電線を器用にわたる野生のサルは、お隣、栃木県でも目撃されました。
栃木県で目撃されたのは、親子ザル。小さい子供のサルを背中に乗せ、上手に電線を渡っていきます。

親子以外にも、もう1匹、電線をスタスタと渡っていくサルの姿もあったということです。

野生のサルに遭遇したらどうすればいいのか?
野生のサルといえば、2022年7月、山口市の住宅街で家屋に侵入し、0歳の赤ちゃんを襲うなどの被害が相次ぎ、専門業者らによって捕獲されたばかり。
日本モンキーセンターの担当者によると、普段は群れで行動しているサルですが、繁殖シーズンが近くなる今、縄張り争いなどに負けてはぐれたサルが、新たな場所を求め、人の住んでいる場所まで出てきている可能性があるといいます。

野生のサルに遭遇してしまった場合、どうすればいいのでしょうか?

アジア動物医療研究センター・パンク町田 センター長:
手は出さない方がいいですね。サルの方で普通は距離をとりますので、それに任せた方がいいと思います。(サルは)基本的に臆病です。エサを与えない、それは重要ですね

こちらからは手を出さず、サルがいなくなるのを待つことが大切だということです。

(めざまし8 9月6日放送)

https://www.fnn.jp/articles/CX/413307