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ヒグマの目撃情報があり、立ち入り禁止の貼り紙が貼られた札幌ドーム(奥)の北側ゲート通路=札幌市豊平区で2022年9月15日午前9時49分、貝塚太一撮影

 15日午前7時50分ごろ、札幌市豊平区羊ケ丘の札幌ドーム敷地内で、散歩中の70代男性から「札幌ドーム北ゲート付近にクマ1頭が寝ていた」と110番があった。北海道警によると、ほかの目撃情報はなく、付近でフンや足跡などの痕跡も見つかっていないが、道警は札幌市とともに、ハンターの協力を得て周辺を調査する。

 道警によると、男性が国道36号近くの歩道を妻と歩いていたところ、100メートル先にクマらしきものを見つけた。体長は約1・5メートルという。道警はヘリやパトカーで付近を捜索するとともに、近隣住民に注意を呼びかけている。札幌市もツイッターで周辺住民に不要な外出を控えるなど、警戒を呼びかけた。

 札幌ドームはプロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地。JR札幌駅から南東約7・5キロに位置し、付近に住宅街や学校がある。札幌市と千歳市方面を結ぶ国道36号は交通量や人通りも多い。15日は大学野球の試合が開催されている。札幌ドームは一時、関係者以外立ち入り禁止となった。

 道内は本州に生息しないとされるヒグマがいる。成獣の雄は体長が2メートル以上、体重は200キロを超える。【谷口拓未】

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