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江川紹子さん

 ジャーナリストの江川紹子さんが19日、自身のツイッターを更新。元総務相で経済学者の竹中平蔵パソナグループ会長が18日のテレビ番組で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関わった政治家がすべて悪という世論など起こっている状況を単純化し「法治国家としてあり得ない議論」などと発言したことに「こういう、やたら物事を単純化したがる人は本当に害悪」と痛烈に批判した。

 読売テレビの「そこまで言って委員界NP」に出演した竹中さんは、政治家と旧統一教会と断ち切れるかとのテーマでの議論の中で、「今起こっていることをものすごく単純化して言うと、統一教会(世界平和統一家庭連合=旧統一教会)っていうのは悪い集団であると。そこに何らかの形で関わった人はみんな悪い政治家であるということですけども、これね、ものすごい法治国家としてあり得ない議論だと思うんですよ」と私見を述べた。

 さらに宗教の自由、信仰の自由、政治の自由は守らなければならないと訴え、教会そのものが悪いかどうかを認定する仕組みがこの社会にはないとし、「ワイドショーで統一教会が悪いものだということを大前提にしてますけど、そこまで議論するんだったら(カルト的な反社会的な団体を規制するフランスの)反セクト法をつくるしかないんですよ」などと主張した。

https://www.chunichi.co.jp/article/547995/