見えてきたウクライナの「勝利」...ロシア撤退で起きる「崩壊ドミノ」とは? [きつねうどん★]
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ウクライナ軍が奪還したハリコフ州クピアンスク(9月19日) Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS
<ウクライナがロシアを現在の支配地域から追い出す「勝利」を得られれば、旧ソ連諸国に「第2の解放」をもたらすことができる>
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから間もなく7カ月。ここへきて、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の演説には、勝利を意識させる言葉が目立つようになってきた。
8月18日の演説では、「どうすれば勝てるかだけを考えるべきだ」と国民を励ました。ウクライナの独立記念日と、ロシアの侵攻開始から半年が重なった同24日には、ロシアの実効支配下にある地域も諦めるつもりはないことを、改めて明確にした。いわく、「ドンバスは、......クリミアは、ウクライナだ。どのような道のりであろうと、われわれはそこに戻る」
実際、ウクライナ軍は8月、2014年にロシアに「併合された」クリミアで、初めて本格的な攻勢に出た。セバストポリにあるロシアの黒海艦隊司令部もドローンで攻撃した。さらに9月に入るとケルソンとハルキウ(ハリコフ)を一部奪還し、ウクライナはロシアの攻撃に耐えるだけでなく、純粋に勝利できるかもしれないとの希望が生まれた。
もちろん確実なことは言えない。だが、もし本当にウクライナがロシアを撃退することができれば、それはヨーロッパの安全保障のパラダイムシフトになるだろう。そして欧米諸国政府は、その可能性に備えておく必要がある。
というのも、1980年代末に始まったソ連崩壊が、東ヨーロッパの共産主義体制の崩壊をもたらしたように、今回のウクライナ戦争でロシアが弱体化すれば、これまで親ロシア体制が維持されてきた旧ソ連諸国にドミノ的に影響が及ぶ可能性がある。
プーチンに自国を売り渡し、「戦争の共犯者」に成り下がった「欧州最後の独裁者」
例えば、ウクライナの北西に隣接するベラルーシ。ここで長年権力の座に居座ってきたアレクサンドル・ルカシェンコ大統領も、その地位が危うくなるかもしれない。
そもそも、2020年8月の大統領選に勝利したのは親欧米派の野党候補であって、ルカシェンコは不正に勝利を横取りしたにすぎないというのが内外の一般的な見方になっている。その上、選挙結果に抗議するデモを厳しく弾圧したことで、彼の大統領としての正当性は地に落ちた。
ロシア支援に反対するベラルーシ国民
さらに今回、ロシアがウクライナに侵攻するための拠点を提供したことは、ベラルーシ国内で猛批判を巻き起こした。鉄道を破壊してロシア軍の移動を阻止する動きもあれば、サイバーパルチザンと名乗るハッカー集団によるルカシェンコ政権攻撃も激化している。また、義勇軍を組織して、ウクライナ防衛に加わるベラルーシ人もいる。
ルカシェンコが、あくまでロシアのウラジーミル・プーチン大統領に同調する決断を下した以上、ロシアが敗北すれば、ルカシェンコが道連れになる可能性は十分ある。
その影響は、黒海東岸に位置するジョージア(グルジア)や、ウクライナの南側に位置するモルドバなどにも及ぶだろう。ジョージアではもともと、欧米路線を支持する声が強く、国民の多くがNATOやEUへの加盟を求めてきた。だが、現在政権を握るのは、ロシアと関係が深い政党「ジョージアの夢」だ。 国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナルの報告書によると、同党は12年に実業家のビジナ・イワニシビリによって創設された。実業家といっても、1990年代にロシアの国有財産売却で財を成したオリガルヒだ。
ジョージアでは03年のバラ革命以降、親米的なミハイル・サーカシビリ大統領が権力を握っていたが、腐敗との戦いに手こずり、08年には南オセチアがロシアの侵攻を受ける一方で、NATO加盟が進まないなど、国民の不満が高まっていた。
民主主義を後退させた「ジョージアの夢」
そんななか、イワニシビリの潤沢な資金に支えられた「ジョージアの夢」が登場して、たちまち議会で多数派を獲得すると13年の大統領選でも同党の候補を勝利させた。
ジョージアの夢は、民主主義を後退させ、サーカシビリら政敵を投獄し、親欧米的な政策も打ち切った。今年7月にはイラクリ・コバヒゼ党首が、アメリカとEUはジョージアとロシアに戦争をさせようとしていると非難した。
だが、同党の活動はイワニシビリの財力に完全に依存している。そしてイワニシビリの財力は、ロシアに依存している。ウクライナでロシアが敗北し、ロシアが政治的にも経済的にも弱体化すれば、イワニシビリの政治的影響力も低下するだろう。そうなれば親欧米的なリーダーが登場したり、ロシアが実効支配するアブハジアや南オセチアがジョージアに復帰したりする可能性も出てくるかもしれない。
モルドバも同じような影響を受ける可能性がある。同国では20年12月に親欧米派のマイア・サンドゥ大統領が誕生して、さまざまな改革を進めてきた。だが、最近はウクライナ戦争で農産物の輸出が滞っており、親ロシア派が盛り返している。
モルドバ東端の沿ドニエストル地域は、ロシア系住民が多いことからロシアに実効支配されており、ロシア兵1200人が駐留する。ウクライナでロシア軍が善戦し、黒海の要衝オデーサ(オデッサ)まで到達すれば、そのすぐ西側に位置する沿ドニエストル地域のロシア駐留軍と連携して、モルドバ全体を脅かすかもしれない。
ソ連崩壊の最終章になる
だが、ウクライナでロシアが敗北すれば、この可能性はほぼ消えて、ロシアがモルドバの内政に干渉したり、沿ドニエストル地域を実効支配する能力も低下するだろう。
こうした意味では、ウクライナは自らの主権と独立を守るためだけでなく、1989年に始まったソ連崩壊の仕上げとして、旧ソ連諸国がロシアのくびきから逃れる「第2の解放」のために戦っていると言うことができる。
今年はソ連の建国から100年目に当たる。それを意識してか、プーチンは少なくとも領土面でソ連を復活させる計画に着手してきた。だが、ウクライナで敗北すれば、2022年は1989年に始まったソ連崩壊にとどめを刺す年になるかもしれない。
もちろん、ウクライナの勝利はまだ先の話だろうし、確実なことはとても言えない。だが、アメリカとヨーロッパの同盟国は、想像力を最大限に駆使して、ウクライナの勝利が意味することを考え、それに備えるべきだ。
ベラルーシに自由が訪れ、ウクライナとジョージア、そしてモルドバが完全な国土と主権と独立を取り戻せば、世界の歴史にとって重大な転機となるのだから。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99661.php 東宝特撮の世界大戦争を見たのは小5だったかな
まさか、生きてる内に本物の核戦争を見れるとは
長生きはするもんだなぁ アドルフ=ゼレンスキーを勝たせて
次はどこを狙わせるつもりですか >>1
ロシア連邦からの独立宣言も出るだろう
無駄にデカすぎるんだよ でも、ウクライナの中の一部の人は
大儲けしてるらしいよね >>5
あんたはプーのためにさっさと徴兵されなさい >>3
プーは核の仕様に踏み切らないと国民を奴隷に落とすことになるからな
問題はどこに落とすかだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています