カニはおいしいけれど、残った殻を処分するのは大変。しかし、そんな殻の再利用方法が見つかったらしい——。

学術誌「Matter」に掲載された論文によると、カニやロブスターなどの殻を使ってバッテリーを作れるとのこと。なんでも、殻に含まれる「キチン」という物質を活用すれば、電解質を作れるんだそう。

しかも、従来のバッテリーとは異なり、この"殻バッテリー"は生分解が可能。5ヶ月ほどあれば、土の中で分解されるらしい。

加えて、分解後に残る亜鉛もリサイクルできるとのこと。まさに、サステナブルなエネルギー開発が見込めるってわけだ。

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気候変動に伴い世界で電気自動車が普及するなど、電気は今後ますます必要不可欠になってくる。殻由来のバッテリーが実用化されれば、持続可能な社会へと一歩前進するだろう——。

Reference: A sustainable battery with a biodegradable electrolyte made from crab shells
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https://tabi-labo.com/304626/wt-battery-from-crabshells