【ソウル聯合ニュース】韓国の国家報勲処は27日、朝鮮戦争(1950~53年)に参戦した「在日学徒義勇軍」をたたえる記念式を28日にソウル郊外の仁川市内にある在日学徒義勇軍参戦記念碑前で開催すると明らかにした。

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在日学徒義勇軍参戦記念碑に敬礼する韓国の海軍ジュニアROTC(学生軍事教育団)の高校生たち(資料写真)=(聯合ニュース)

記念式では尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の祝辞を朴敏植(パク・ミンシク)国家報勲処長が代読する予定だ。

朝鮮戦争当時、日本に在住していた在日韓国人の青年と学生642人が在日学徒義勇軍として参戦。祖国を守るため、自ら志願して戦場に向かった。在日学徒義勇軍は米第8軍や国軍の部隊に配置され、仁川上陸作戦などさまざまな戦いで戦功を挙げた。642人のうち52人が戦死し、83人が行方不明となった。

1953年7月に休戦協定が締結され、生存者は日本に帰還しようとしたが、日本が在日学徒義勇軍の再入国を拒否したため242人が韓国に残った。

韓国政府は1968年、日本に戻れなかった在日学徒義勇軍を国家功労者に認定し、支援している。1985年からは支援対象を日本在住者や遺族にも拡大した。

在日学徒義勇軍参戦記念碑は在日学徒義勇軍同志会が1979年に建立した。在日学徒義勇軍をたたえるため、毎年記念式を開いている。

朴敏植・国家報勲処長は「在日学徒義勇軍の犠牲精神は72年という歳月が経ってもわれわれとわれわれの子孫に永遠に残る誇り」と述べた。

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