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※画像は『徹子の部屋』の公式サイトより

 テレビ朝日は10月4日、朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でコメンテーターを務める同局員の玉川徹氏に、同日付で謹慎処分(出勤停止10日間)を下したと発表した。

 玉川氏は9月28日の同番組に出演した際、菅義偉前首相(73)が同27日の安倍晋三元首相(享年67)の国葬で読んだ弔辞について「当然これ、電通が入ってますからね」とコメント。

 しかし、事実誤認だということが判明し、翌日の同番組で「この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通はまったく関わっていないということがわかりました」と説明。「関係者のみなさま、それから視聴者のみなさまに、訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした」と謝罪していた。

 4日に行なわれたテレビ朝日の定例会見で玉川氏の処分が報告され、5日から出勤停止10日間となることが発表された。番組責任者にあたる報道局情報番組センター長と同局情報番組センターCPもけん責処分とした。

 この報道を受け、SNSには怒りが噴出。「謹慎は手緩い。降板を望む」「10日間出勤停止の謹慎処分って…もぅ降板させれば良いのに。10日経過後番組復帰ってふざけてるでしょ」「出勤停止10日の謹慎て…ただのお盆休みやん」といった意見が寄せられた。

■羽鳥慎一が2度の謝罪
 10月5日の『モーニングショー』の冒頭では、MCの羽鳥慎一(51)が「今日から玉川さんがですね、10日間の謹慎処分ということになりました。放送10回分の出演禁止ということになります」と説明。

 続けて「今回、玉川さんの発言によりまして、ご迷惑おかけしました各方面の方々、そして不快な思いをされました各方面の方々、さらに視聴者の方々、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 さらに10月19日に復帰予定の玉川氏について「なぜ今回このような発言になったのかの説明をあらためてするべき、そして謝罪をするべきだというふうに私は思っております」として「あらためて申し訳ありませんでした」と再び頭を下げた。

■「#玉川徹の謹慎処分に抗議します」がトレンド入り
 羽鳥のコメントを受け、SNSでは再び「玉川徹」がトレンド入り。ハッシュタグ「#玉川徹の謹慎処分に抗議します」もトレンド入りするほどだった。

「年収2000万円超とされ、ベイエリアのタワーマンション在住の“上級コメンテーター”の玉川氏ですが、庶民派目線のコメントでお茶の間の、特にシニア層から絶大な支持を得ていましたし、それが『モーニングショー』の好調にも直結していました」(制作会社関係者)

 テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率では『スッキリ』(日本テレビ系)、『ラヴィット!』(TBS系)、『めざまし8』(フジテレビ系)に後塵を拝していて、同時間帯最下位の『モーニングショー』だが、世帯視聴率は8~9%と、長年にわたってトップを走り続けている。