日本伝統詩歌「和歌」が百済から来たと主張する日本伝統文学研究の第一人者が訪韓した。
生涯を捧げた『万葉集』の研究成果を認められて8日開かれた昌原(チャンウォン)KC国際文学賞を受賞した「高志の国文学館」の中西進館長(93)だ。

『万葉集』は「よろずの言の葉を集めたもの」という意味といわれ、古代日本の詩歌4536首を集めた詩歌集(和歌集)だ。
日本で最も古く優れた詩歌集にも挙げられる。また、古代日本人の生活像や考えが含まれていて文学的・生活史的・思想史的な価値も高い。

最近ソウルで会った中西氏は「伝統的に天皇が選んだ和歌を集めた『勅撰和歌集』もあるが、
数多くの普通の人たちが詠んだ和歌に魅せられて『万葉集』の研究を始めた」と話した。
『万葉集』を「時間が流れて選ばれ、歴史が選んだ和歌」と表現した中西氏は『万葉集』研究の第一人者だ。

東アジア文学比較研究が専攻の中西氏は『万葉集』が韓半島(朝鮮半島)から渡来した百済人の影響を受けて誕生したという説を初めて提起した。
1980年代には『万葉集』の3大歌人の1人、山上憶良(660〜738)が百済人の子孫である可能性があると発表して注目された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46fffcc128852e0390d9ef2670a5bcad5ae9a724