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現在は菅野志桜里氏(C)日刊ゲンダイ

 安倍晋三元首相へ国葬に関する発言で10日間の謹慎処分になっているテレビ朝日社員の玉川徹氏(59)。自身がコメンテーターとして出演する『羽鳥慎一モーニングショー』には10月19日から復帰すると言われていたが、どうも雲行きが怪しくなってきた。13日配信の『NEWSポストセブン』によれば、来年60歳定年を迎える玉川氏本人が、引き際として自ら番組降板を申し入れたという。

「玉川さんの発言が放送倫理・番組向上機構(BPO)案件になるのではないかという一部報道もありました。いずれにせよ、謹慎が明けても、玉川さんが依然として厳しい立場にあるのは間違いないでしょうね」(スポーツ紙記者)

 テレビ朝日はポストセブンの取材に対し、玉川氏の降板について"事実無根"と否定しているのだが……。

「当初、19日からの番組復帰は規定路線でした。その後、年末か来年3月などの番組改変期での出演者交代の一環として、玉川氏も降板するというのが局内での大方の見方でした。しかし、ここまで騒動が長引くと、19日に再度謝罪してからの即時降板も否定できません。大口取引先である電通も絡んでいる話だけに、予断を許さない状況にありますね」(テレビ朝日関係者)

■議員時代の不倫疑惑に拒否反応も

 そんな中、局内では、玉川氏降板後の目玉コメンテーター候補として、ある女性の名前が挙がっているという。「山尾志桜里」として活動していた元衆院議員で弁護士の菅野志桜里氏(48)だ。

「菅野氏は10月4日に放送された『ワイドスクランブル』に消費者庁の霊感商法対策検討会メンバーとして出演しました。宗教法人法の問題点や監督官庁である文化庁の体制不足を指摘。歯切れのよい解説は、おおむね局内では高評価でした」(前出のテレビ朝日関係者)

 議員時代に野党のマドンナとして、自民党を追及してきただけのことはある。スタンスも玉川氏と通じるところがあり、番組視聴者にもスムーズに受け入れられる下地はありそうだ。

 ただ、別のテレビ朝日関係者は、菅野氏が議員時代に報じられた不倫疑惑がネックになる可能性があると指摘する。

「朝の情報番組ですから、有名人の不倫問題などを扱うこともあるでしょう。そのときに、菅野氏がどう反応するのか。議員時代のときのように"コメント拒否"では通用しません。ですが、"スキャンダル経験者"として、不倫ネタにも積極的に絡むことができれば、玉川さんの後釜として、十分に期待できるでしょうね」

『モーニングショー』の視聴者の多くは高齢者や主婦層だ。それだけに、菅野氏の不倫疑惑への拒否反応は、より厳しいものになることが予想される。まずは玉川氏の処遇が注目されるところだが、水面下ではすでに"後継者"争いが静かに起こっているようだ。

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