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山井和則氏が「被害者から提供された旧統一教会のもの」と主張するつぼや経典、置物=安部志帆子撮影

 衆院予算委員会の理事会は17日、旧統一教会に献金をした際に信者が受け取ったとされる壺(つぼ)や経典の持ち込みを許可しなかった。立憲民主党の山井和則国対委員長代理が同日の質疑で示したいと訴えたが、与党側は「本物かどうかわからない」などとして認めなかったという。

 山井氏によると、持ち込もうとしたのは、旧統一教会の被害者から提供されたという壺と教団の経典、置物。信者から壺は約100万円、経典と置物は約400万円の献金で授与されると説明されたという。

 山井氏は同日、予算委員会の質問に立ち、旧統一教会の被害者13人から話を聞いてきたとした上で、岸田文雄首相に対し、一刻も早い被害者救済法案の成立を訴えた。壺の持ち込みについては「実物を見ていただき、実態を知っていただこうと思ったが、残念ながら自民党から、それを見せるのはまかりならん、ということで見せることができませんでした」とした。【安部志帆子】

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