【ロンドン時事】国際捕鯨委員会(IWC)は21日までの5日間、スロベニアで総会を開いた。食料安全保障を理由に商業捕鯨の再開を探る提案が出されたものの、反捕鯨国が猛反発し、採決は見送られた。日本脱退後で初めての会合となる中、商業捕鯨の実現は依然として極めて厳しいことが浮き彫りとなった。

 総会は2018年9月以来ほぼ4年ぶり。通常は2年ごとに開かれるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期された。日本は前回会合で商業捕鯨の再開を提案したものの否決され、翌年に脱退。今回はオブザーバーとして参加した。

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